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2023.04.16

春の甲州 峡北路

今月の初旬に、ぶらっと韮崎から北杜市に足を伸ばしてきました。
春の甲州路といえば笛吹市の一宮町から見る残雪の南アルプスと桃畑の風景がよく知られていますが、韮崎市の新府城周辺も桃畑が多く、南アルプスの鳳凰山や八ヶ岳を眺めながらゆっくりと歩く時間は至福のものでした。
 
「も」桃ぶどう 名高い甲州八珍果
 
甲斐駒ヶ岳も少しだけ見えました。
「み」見渡せば 甲斐駒・北岳 天高く
 
桃畑を散策した後は武田勝頼が新しく領国経営の拠点として築いた新府城の本丸に登ります。新府とは新しい甲斐の首府を意味しますが、甲府から転居して僅か2ヶ月で織田軍の侵攻に耐えられないと判断し城を捨てて落ち延びることになります。
 
「ひ」悲運の武将 勝頼公

鉄塔の右の丘が新府城跡

城郭に登ると遠く見える八ヶ岳まで桃畑が続いているかのようでした。それにしても20万年前に八ヶ岳の山体が崩壊して韮崎方面に流れたときの大きな塊が新府城を形づくっている丘になっているとは、自然の圧倒的な力に驚くばかりでした。
 
「と」遠くまで 裾野広げる八ヶ岳
 
その後、日本最古の桜と言われている神代桜と眞原の桜並木を楽しみ家路についたのでした。

眞原(さねはら)の桜並木